ジンラミーは世界三大トランプゲームの一つ。(他の2つはトリテの一種であるコントラクトブリッジ、あと最近日本でもブームがきているポーカーのテキサスホールデムです。)
このジンラミー、BGAで遊ぶことができるのですが、そこには謎のソロモードがあり、プレイ感覚は通常の2人プレイと同じっぽく遊べるのですが、詳細な得点計算がわからなかったため、ソロモードのルールを遊びながら理解したので、以下メモします。
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英語でどこかにルールが記載されているといいのですが、それも見つけられなかったので、以下のルールは裏取りなしになります。何度かプレイして確信持ってるので、おそらくあってます。
みつけました。ソリティアジンラミーと呼ぶそうで、手の中で完結するソリティアとして紹介されています。
ただ、BGAのソリティアジンラミーにはジョーカーが2枚含まれています。私の書いたルールに近いです。
https://www.angelfire.com/my/zelime/games.html#Gin
通常のジンラミー知ってる人むけのまとめ:
まずは通常のジンラミーを知ってる人向けに違いを箇条書きにしました。
- ジョーカーが2枚追加されている
- 架空の対戦相手<ジョーカー>と対戦する
- 手札を10枚配って場札か山札を最初のドローとして選択してゲームスタート
- ドロー後、不要なカードを切って手札と入れ替えていくところは通常のジンラミーと一緒。ひたすら自分の番が続く。
- 山札からドローしたカードがジョーカーだった場合手札には加えない。
- プレイヤーがノック/ジンしたとき、残り山札を2枚目のジョーカーが出るまでめくり、そこまでにめくった札が対戦相手<ジョーカー>のデッドウッドになる。
- デッドウッドの比較で架空の対戦相手<ジョーカー>に負けた場合、アンダーカットを加算して対戦相手<ジョーカー>の得点になる。
- プレイヤーがジンで勝利した場合、デッドウッドの差分に加え、25点の得点を追加する。
- 対戦相手<ジョーカー>は山札からジョーカー2枚引かれたタイミングでノック扱いとする。
- 対戦相手<ジョーカー>のノックは必ずデッドウッドがゼロになるが、ジン扱いにはならない。
- 対戦相手<ジョーカー>にメルドはないため、レイオフはない。
ジンラミーを知らない人向け:
次にジンラミー自体を知らない人向けに流れでゲームを説明してみます。ソロモードは架空のジョーカーというプレイヤーと2人で勝負するゲームです。
セットアップ:
- ジョーカー2枚を含む一般的な54枚のセットを用意
- 通常のジンラミーと同様に手札を10枚配る。その中にジョーカーが含まれる場合はセットに戻しよく切り1枚ドローする。(またジョーカーを引いた場合はジョーカー以外のカードを引くまで2の手順をやりなおす)
- 残りは山札にする
- 山札から1枚場札として公開(これもジョーカーの場合は仕切り直し)
ゲーム手順:
- 場札のカードを取るかとらないかを選択する。
- 取る場合は場札を手札に加える
- 山札から1枚手札に加える。
- 手札が11枚の状態なので、1枚選んで新たな場として出す
- 山札からドローする。
- ドローしたカードがジョーカーではないなら4の手順を実行する
- ドローしたカードがジョーカーで、かつそれが2枚目のジョーカーであるならゲームを終了させる。(ジョーカーがノックをしたとみなす)
- 3と2を繰り返し手札を交換しながら、メルドを作成し、手札の点(デッドウッド)を下げていく。
- メルドとは♠5,♠6,♠7,♠8のような同じスートの順番が3つ以上、または♠Q, ♡Q, ♣Q のような同じ数字が3つ以上の 札の組み合わせのこと
- メルドしていない札はJ~Kは10点、10~2は数字通りの点数、Aは1点として扱われる。メルドしている組み合わせの札は0点として扱われる。
- 手札のカードを1枚場札に捨てた時に、点が11点以下になるときに上がり(ノックまたはジン)を宣言してゲームを終了させることができる。
ノックまたはジンをしたあと、または2枚目のジョーカーを引いたときの計算:
- 自分のデッドウッドを計算します。ゲーム手順に記載した通りです。
- 架空の相手、相手のデッドウッドを調べます。2枚目のジョーカーの上に乗っているカード枚数がジョーカーのデッドウッドになります。つまり残った山札をジョーカーが出るまでめくり続け、出たタイミングまでにめくった枚数が相手のデッドウッドです。
- 自分のデッドウッドと相手のデッドウッドを比べて小さいほうが勝ちになります。
- デッドウッドの差が勝ったプレイヤーの得点として加点されます。
- プレイヤーがジン(0点のデッドウッドで勝利)した場合、さらに25点得点として加点されます。
- 自分がノックしたにもかかわらず相手の方がデッドウッドが小さい場合負けとなり、さらにアンダーカットのペナルティ(デフォルトでは25点)が相手に加点として入ってしまいます。
- 一連の流れを1ラウンドとし、どちらかの得点が100を超えた時点でゲーム終了。100を先にプレイヤーが超えれば勝利、相手に超えられた場合は相手の勝利。
ゲームを遊んで思ったこと
通常の2人プレイと異なり、相手の手を読む楽しみがなくなってカード効率を突き詰めるゲームでかつ、運のゲームになっています。
練習と暇つぶしにはなりそうと思いました。